令和 3 年度 全国高等学校総合体育大会 カヌー競技

「インターハイを終えて」
　最後の高校総体は、Ｃ１県代表の立場に加え、キャプテンそしてＣ４のメンバーとしても、多くを得る大会となりました。コロナの影響で大会が激減し、全国の情報が乏しいなか、新たな実力者の参戦を警戒しつつ、現状に満足することなく、謙虚な気持ちで練習に励んできました。インターハイ２週間前、高強度の練習が続き、体が思うように動かないほど疲労が溜りましたが、最後の１週間での調整を経て徐々に体力は回復し、大会当日には心身ともにベストコンディションで臨むことができました。500mC1決勝では自信をもってスタートラインに立ち、ゴールまで終始落ち着いてレースを展開し、優勝することができました。残る２日間で行われた200m競技でも調子は上々で、目標の2冠を達成することができました。最高の舞台でライバルたちと競い合えたレースは本当に楽しかったです。残るは、この4人で漕ぐ最後の C4決勝でした。監督から6位入賞できれば上出来と言われ、500mは８位に終わりました。しかし200m決勝では、みんなの息がぴたりと合い、予想を上回る３位でゴールを切りました。ラストレースを終えた瞬間、１番に感じたのは楽しさでした。思うようにいかないなかでも諦めずに努力を続け、たくさんの人に支えてもらったからこそ、実を結んだ成果です。C4銅メダルは２個の金メダルに匹敵する輝きを放っているように思えました。
　カヌーを通して色んな人との出会いがあり、その一つ一つが自分たちを
成長させてくれました。応援して頂いた全ての方々、本当にありがとうご
ざいました。　　　　　　　　　 　　　
井原　崚汰（３特Ｄ　新香山中）